
藤井聡太竜王 手応えを感じたのは133手目、王将戦七番勝負先勝
将棋の第71期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)第1局は9、10の両日、静岡県掛川市の「掛川城二の丸茶室」で指され、挑戦者の藤井聡太竜王(19=王位、叡王、棋聖の4冠)が渡辺明王将(37=名人、棋王の3冠)に139手で勝利し、最年少5冠に向け好発進した。
終盤まで激しい攻防戦となった第1局。最後はしびれる1分将棋を制した。勝利で対局を終えた藤井竜王は、いつも通り表情を変えず「(51手目の)▲4六銀の格好があまり良くなくて、苦しいのかなと思っていた」と話し、終盤の大熱戦についても「いろいろミスがあったと思う。...